キャリーケースのキャスターが4輪より8輪が人気な理由

スポンサーリンク

キャリーケースの選び方の中で
キャスターって、大きなポイントになる部分ではないでしょうか。

わたしがキャリーケースの販売員だった頃
キャリーケースを慎重に選ぶお客さまはキャスターに疑問を持たれる方が多く、数々の質問にお答えしてきました。

ここでは
キャリーケースのキャスターで「4輪」より「8輪」のキャスターのキャリーケースが人気である理由をご紹介します。

初めてのキャリーケースも買い替えのキャリーケースも
失敗しないお買い物をして欲しいと思っています!

なぜキャリーケースは4輪キャスターより8輪キャスターが人気なのか

そもそも4輪8輪ってどういうことでしょうか?
違いをわかっておきたいですね。

8輪キャスターって?

キャリーケース本体の底面にキャスターの軸足が4点ついており
その軸足にそれぞれ2個づつ車輪がついているため「8輪キャスター」と呼ばれます

底面から見た8輪キャスター

4輪キャスターって?

キャリーケース本体の底面にキャスターの軸足が4点ついており
その軸足にそれぞれ1輪づつ車輪がついているため「4輪キャスター」と呼ばれます

底面から見た4輪キャスター

販売店によっては
8輪キャスターのことを「4輪ダブルキャスター」と言い、
4輪キャスターのことを「4輪シングルキャスター」と言います。

8輪キャスターが人気な理由

8輪が人気な理由として
簡単にこのようなことが挙げられます

  • 車輪が8個の方が倒れにくい
  • 車輪が8個の方が凸凹地面も走行しやすい
  • タイヤのすり減りが比較的遅い
  • 車輪が8個の方がデザイン性が高い

順番に解説していきます

理由①車輪が8個の方が倒れにくい

キャリーケースに荷物を詰めると結構重たくなります。
重さによるキャスターへの負荷が8車輪に分散するので全体が安定するのです。

安定することで、バランスを崩して倒れるような場面がより少ないのです。

理由②車輪が8個の方が凸凹地面も走行しやすい

地面が砂利道だったり、側溝のようなところなど
凸凹したところを走行することもありますよね。
車輪が多いため安定し
車輪を地面にとられてキャリーケースから手を離してしまうようなストレスが減ります

理由③車輪が8個の方がタイヤのすり減りが比較的遅い

「遅い」と断言せずに「比較的遅い」と表現したことには理由があります。
それはタイヤの素材や使用頻度、使用方法、保管状態などにも左右されるためです。

  • 車輪が多い分それぞれのタイヤにかかるキャリーケースの重さが分散すること
  • 8輪キャスターに使用されるタイヤの素材に比較的硬い素材が使われることが多い

以上の2点からタイヤのすり減りが比較的遅いと言えます。

理由④車輪が8個の方がデザイン性が高い

最後は「見た目」です。
なんとなく8輪の方がオシャレに見えるのでしょうか。
わたしがキャリーケースの販売員だった頃、お店で4輪キャスターと8輪キャスターと並べて見比べると、だいたいのお客さんは「8輪の方がいい」とおっしゃいました。
”なんとなく”の感性なので感じ方は人それぞれですね。

8輪キャスターのデメリット

そんな人気な8輪キャスターのキャリーケースにもデメリットはあります。

  1. 走行中の音がなりやすい
  2. 重量が重い

順に解説します

走行中の音がなりやすい

8輪キャスターに使われるタイヤの素材は比較的硬めの素材が使われることが多いです。
イメージしていただくならば、
例えば
ゴム製タイヤが地面をコロコロと進む音と
プラスチック製タイヤが地面をコロコロと進む音では
どちらが静かだと思いますか?

キャリーケースには荷物が詰め込まれておりそれなりの重量であるため、
走行音は仕方ないです。鳴ります。
「音の出ないキャリーケース」なんてゆうキャッチコピーのキャリーバッグが発売されるととても面白いと思ったりします。見たことがないですよね。

重量が重い

底面にタイヤが4個ついているキャリーケースよりも、
タイヤが8個ついているキャリーケースの方が総重量が当然重たく鳴ります。

持ち歩きに関しては気になるような重さの違いではありませんが
飛行機への機内持ち込み重量を気にされる方にとっては、デメリットになってしまいます。
ただし、タイヤの素材が軽量な素材でできている場合はこの限りではありません。

まとめ

8輪キャスターのメリットとデメリットをお伝えしました。
総合的にメリットの方が多いところが、8輪キャスターの人気の理由なのかもしれません。

キャリーケースを選ぶみなさんの利用目的や選ぶ優先ポイントが違うので
自由な選択をして失敗のないお買い物をしましょうね!

タイトルとURLをコピーしました