こんにちは、にじうおです。
ここでは、
「行ってらっしゃい^^」と
小学一年のわが子を
玄関で見送りたいと望むママのために
じっさいに
うちで試した作戦をご紹介したいと思います。
作戦を取る前の状況はというと、
集団登校をするための集合場所(住んでいるマンションの前)まで一人で行けないし
下校も
どうしてもお迎えにきて欲しい性格でした。
入学すぐの頃は、
「教室までついてきて」とお願いしてきたくらいです…。
ただ、
学校にさえついてしまえば、
”ママ”のことなど忘れてお友達と活発に遊んでいるようなんです。
わたしはどうにか、
玄関先で「行ってらっしゃい」と言って見送りたい…。
そんなことばかり考えていました。
なぜなら、
息子は一人っ子で兄弟がおらず
控えめに言っても手のかかる性格で、わたし自身がしんどかったんです…
とりあえず息子が玄関を
「行ってきます」と
一人で出られるようにするために、色々試しました。
そしてある作戦を繰り替えしたことで
10回中、6回くらいは一人で出られていたように思います。
1学期を振り返ると
完全克服とまではいかないまでも、
半分以上はママがついていかなくても一人で登下校できていたことになります。
冷静に考えると、
息子はめっちゃ頑張ったんだと実感します^^
息子ががんばって
私にも気づいたことがありました。
生まれてこのかた、
「行ってらっしゃい」や「おかえり」が
こんなにも母の愛情のこもった言葉だったんだと
気が付いたのでした。
同じ悩みを持つママやパパには
そんな気持ちをぜひ共有してもらいたいと思っています^^
では
さっそく紹介していきますね^^
1学期5月後半に取り始めた「行ってらっしゃい」作戦
わたしのとった作戦は3段階なんです↓
- みんなどうなのか周りを実況しながら目的地まで一緒に歩いた
- 目的地まで行かず途中までにした
- 一緒に行けない…玄関で「行ってらっしゃい」
この3段階の作戦を4月末頃から始め、
6月はじめ頃に
できるようになっていました^^
次に
この3段階の方法について、ちょっと詳しく説明しておきたいと思います
①登校や下校の様子を実況しながら一緒に歩く
なぜ、
周囲の様子を実況しながら歩くことが必要なのか?と言うと、
子供の目線と大人の目線の高さや見える範囲が違うことから、子供が自分で気がつかない周囲の様子を耳から入れてあげるんです。
そうすることで、
毎日の登下校の道のりは、
よく知っていて安心できる慣れた道なんだとわからせる目的があるからです。
一緒に歩いたのはこんな道中でした↓
- 集団登校をするための集合場所までの道
- 学校までの道のり(集団登校がない日)
- 学校から自宅までの下校の道のり
一緒に歩いていても
とても黙って歩いてた息子ですが
たぶんわたしの話は聞いていたんだと思います。
そして
私が実況したのはこんなことでしたよ↓
- この道はみんな右側を歩くんだねー
- こんなところに自動販売機があるなー
- 郵便ポストがここにあるの覚えとこー
- 大人もいるし怖くないようにしてくれてるんやねー
- お母さんと学校行く子、ほかにもいるね
- 集団登校じゃなくて一人で行くお兄ちゃんもいるね
こんなたわいもない、
目に入る情報を口に出して実況しながら歩いていました。
こんなことを2〜3週間くらい毎繰り返していましたが、わたしの作戦は次の段階に入るのです
②目的地まで行かず途中までにする
これまで、
「ついてきてほしい」要望にほぼ応えてきてたと思いますが
次の段階では、途中までしか行きません。
「〇〇〇〇までしか一緒に行けないんだー」と事前に話してみてください。
その途中の場所は
先ほどの第一段階で実況したような、具体的な目印になる場所がいいです。
わたしも息子にこう言いました。
「明日は白い3階建てのお家のとこまでしか行けないんだ」と。
「えーーー!なんでよーーー」と
初めは怒っていました。
下校のお迎えも、
「中学校の赤いポストまでしか行けないからそこまでは自分で歩いてきてね」と
事前に話をしました。
すんなりと「うんわかったー」とは
なりませんが
具体的に場所を提案したことで
『あーあそこか』と頭の中で想像ができたんだと思います。
これだけでも、うちの息子にしてみたら大進歩です。
そんな約束をしても
実際、登校の時に途中まで一緒に行くと
「いややイヤや」と半泣きになりました。
結局わたしが根負けし、
仕方なく最後までついて行く日が何日か続きましたが、
ある朝
一緒に通学路をついて歩いていると
「じゃ、バイバイ、もう帰って」
と言われたんです(笑)
突然のことで驚きましたが、
…なにはともあれ、
進歩です^^!
下校の途中までのお迎えも
少しずつ距離を変えて
長く一人で歩いてみることに慣れてもらいました。
その頃から「じゃここでバイバイ」と息子から突き放されることが多くなってきました。
そして
わたしの作戦は第3段階に移るのです。
③一緒に行けない…玄関で「行ってらっしゃい」
この第3段階の作戦が、
実は自分との戦いにもなるのですが
一緒に行けない状況を作ることです。
つまり
「ママは一緒に行けないから、今日はいつもの道を頑張って一人で行ってみて!」ということなんです。
在宅ワークな母親が常に家にいるのは息子もわかっている。
でも
母だっていつもつきあえるとは限らない!
ということで
わたしがどうやったかというと
それは
お腹が痛くてトイレから出られない…!
という日常的な危機を作りました。。
お子さんの性格によるとは思いますが、うちの子は
「ママを待っていたら遅刻してしまう→遅刻したら先生に叱られる」という
”式”を一応持っているようで、
先生に怒られることはイヤな息子は、
わたしと一緒に歩くことをあきらめて
「じゃあ行くわなっ!!」と言って玄関で靴を履き始めました。
わたしは「お腹痛いーー」とわざと大きな声で言ったりしながら
トイレの中で一人息子が心配で仕方なかったです…。
しかしながら
「ごめんねー、行ってらっしゃいー!」と言って
息子への初めての「行ってらっしゃい」が
トイレからの叫びとなりました^^;笑
息子が玄関を出た瞬間にトイレから出て、
玄関の外を覗き見し、
ベランダから姿が見えなくなるまで目で追いました。
初めて一人で玄関を出て、学校へ向かった…。
できるやん!わが息子!
涙!
「ママついてきて」はどのくらい克服した?
6月からわりと一人で登下校できるようになった息子ですが、100%ではありませんでした。
梅雨の雨と新一年生の大荷物でかわいそうな通学時など付き添うことも多々ありました。
どうしても怖いから
学校の門の前まで迎えにきてと頼まれて応じることもありました。
ただ、
1学期を振り返ってみると
60%くらいは一人で歩けたんじゃないかという実感があります。
それに、
ここでご紹介した3段階の作戦によって、息子が得たものは大きかったです。
- じぶんも一人で行ける!という勇気とタイミング
- ママにもダメな時があるんやという気づき
この2点を得ることができたのではないでしょうか。
わが子ながら、大成長な1学期でした。
毎日毎日、小学校や集団登校への送り迎えをする必要がなくなってくると、
息子の成長が面白く嬉しいと素直に思えるし、肩の荷が少し軽くなりますよ^^
こんな変なわたしの作戦が、誰かの役に立つと嬉しいです^^